診療科・センター

救急科

概要

 令和6年4月1日より新たな診療科として救急科が設置され、現在救急科専従医師2名で日勤帯の救急診療を行っております。

 令和5年の救急車受け入れ台数は3,092台、これまで内科系医師、外科系医師が協働して救急患者の受け入れを行ってきました。
 令和6年度からは、救急医療に関する幅広い知識と重症患者管理のスキルに強みを持つ救急医が初期診療に専従することで、もともと得意とする重症例のみならず、昨今の高齢社会で急増している臓器別専門診療科に分類しにくい症例や合併症の多い症例などについてもスムーズに受け入れられるようになると考えています。

 また、救急外来では専属の認定看護師を含む3名の看護師が配属されており、新規創設の診療科ではありますが、既にチームワークは抜群です。さらに今後は病院救命士の採用も目指していく予定です。

 岡山市南区、玉野市を中心とした地域のみなさまの安心できる暮らしのため、社会のインフラとして質の高い救急診療を提供することを当院一丸となって目指していきます。

業務内容

救急外来

 日勤帯は救急外来に救急科医師が常駐し、主に救急車対応を担当させていただきます。
 救急車以外でも、より重症度の高い急患の方につきましては、各科担当医師と協力しつつ診療させていただきます。

 当科はどのような患者さまに対しても、可能な限り迅速かつ適確に、必要とする根本治療に繋げて参ります。

教育

 岡山労災病院では臨床研修医を受け入れており、臨床研修における救急部門での研修は必修化されています。
 当科では、臨床研修医がその後どの診療科に進んでも一生活かせるような救急診療の教育を提供します。
 またその中で、救急医療の魅力や奥深さについて知ってもらい、地域医療を支える「救急マインド」に溢れる医師を養成して参りたいと思います。

 また、救急診療をよりスムーズにするためには、病院前救護との連携も非常に重要であり、玉野消防、岡山南消防とも症例検討会等を通して救急隊との情報共有・スキルアップを目指していきます。

スタッフコンセプト

 当科はスタッフ2名とも子育て真っ最中です。
 ワークライフバランスも意識しながら、自分らしく生き生きと学び働ける環境を整えていくことを目指しています。

 当院は2次救急病院ではありますが、「救急医の新たな働き方と付加価値」を確立すべく、急性期医療のジェネラリスト兼スペシャリストとしての矜持を大切にしながら、地域を支える質の高い救急医療を提供していきます。