診療科・センター

整形外科

概要

 岡山労災病院は昭和30年に開院した岡山南区に位置する大きな公的総合病院です。当病院の整形外科チームには総勢11名の整形外科医が所属しており、県内でもトップレベルの9名の整形外科専門医が所属しています。当院は21の診療科と358床のベッド数を有しており、岡山市南区だけでなく、岡山市東区、県北、玉野市、早島町、瀬戸内市の患者を広く受け入れています。
 また、難易度の高い脊椎手術では2020年では30名以上の他県からの紹介を受け入れております。
 特記すべきことは、岡山市の救急医療が北区の病院に集中している現状で、南区で積極的に救急患者を受け入れている唯一の総合病院であるということです。
 病院には救急センターだけでなく、人工関節センター、脊椎脊髄センター、腰痛センターも併設されています。整形外科のスタッフは、外傷・救急チーム、人工関節チーム、脊椎チーム、上肢・リウマチチームに分かれて日々の診療を行っています。

人工関節チーム

 当院の人工関節センターは、大森敏規医師、児玉有弥医師、茂山幸雄医師(非常勤医師)の3名が所属しており、手術件数は飛躍的に増加しています。ナビゲーション(コンピューター)を使用した手術やリバース型の人工肩関節置換術など最新の技術を提供することを心がけています。人工関節の症例数では岡山市の病院の中で、トップ3の手術件数(200例以上)を誇っています。

 
人工関節1
人工関節2
人工関節3

骨折、救急チーム

 金丸明博医師を中心として外傷・救急チームが日夜、活躍しており、1600例を超える年間の手術件数の約半数をこなしています。救急車の受け入れは南区ではもちろん1位ですが、岡山市内でもトップ3に位置しています。

骨折、救急1
骨折、救急2
骨折、救急3

脊椎チーム

 脊椎・脊髄センターは、西日本で始めてのO-arm 2なる術中CTやナビゲーション手術を導入し、脊柱変形手術に特化したフルカーボン手術台、本邦初のコンピューター制御の機械など最新の施設を備えています。高齢者脊椎骨折の骨セメント治療は岡山県内ではトップで、内視鏡手術、世界最先端の則臥位同時手術も行っております。側弯症(中四国1位)や腫瘍などの難易度の高い手術を含め2020年は500件以上行っており、脊椎手術総数は県内で1.2位を争う件数です。