外来診療
外来受付時間
初診 | 午前8:00~午前11:00 |
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再診 | 午前8:00~ |
診察時間
診察開始 | 午前8:30~午前11:00 |
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休診日
土・日曜日、祝日
年末年始
※救急の場合は上記の限りではありません。
部門
中央臨床工学部
概要
臨床工学技士は工学と医学の技術と知識を生かし、病院内にある生命維持管理装置の操作及び保守点検を行い、様々な治療に携わって います。
その他の医療機器についても、常に正確に作動するよう保守管理を行い、病院内のスタッフが医療機器を安全かつ正確に使用できるよう指導・教育しています。
人工呼吸器関連業務
何らかの原因で、呼吸が出来ないまたは、非常に弱い場合に呼吸を代行・補助するために人工呼吸器が用いられます。臨床工学技士は人工呼吸器を使用している患者さんの所に出向き、作動状況や設定について確認しています。
また、人工呼吸器は中央管理も行っており、使用後点検や定期点検の実施・管理も行っています。
人工呼吸器
気管の中に管を入れて、肺に強制的または患者さんの呼吸に合わせて補助的に空気を送り込むことで人工的に呼吸を行う機械です。
NPPV器(非侵襲的人工呼吸器)
鼻と口を覆うマスクを使用して、空気を送り込み患者さんの呼吸を補助する機械です。気管の中に管を入れないので、患者さんの負担も少なく、会話や食事も可能です。
ただし、意識があり、マスクを装着することへの協力が得られ、重篤な状態でない(ショック状態でない)ことが必要です。
陽・陰圧体外式人工呼吸器
RTXは挿管や気管切開をすることなく、生理的な呼吸様式に近い換気法の人工呼吸器です。また、排痰を目的としたクリアランスモードが搭載されています。このモードはバイブレーション(振動)とコフ(擬似咳)を組み合わせることで分泌物の喀出を促進させるモードです。
NHF(ネーザルハイフロー)
NHFは新しい呼吸療法です。適切に加温加湿された21~100%の酸素ガスを高流量で供給することで、軽度から中等度の呼吸困難な患者さんに使用されます。従来の酸素療法より高い効果が得られます。低侵襲であるため、治療中の飲食や会話も可能です。
血液浄化療法関連業務
腎臓や肝臓が悪くなると、体の中の老廃物を体外に出せなくなり、様々な障害が起こってきます。このような状態の患者さんに機械を使って血液をきれいにする治療(血液浄化療法)を行います。当院ではICUに個人用透析装置を1台、ME室に血液浄化装置を1台所持しており、各種血液浄化療法を施行できるようにしています。
臨床工学技士は医師からの依頼・指示のもと、これらの機械を使用して、準備・施行・管理を行っています。
血液透析
当院ではICUに個人用の透析装置を有しており、主に急性腎障害の患者さんに対して血液透析を行っています。
持続緩徐式血液濾過透析
急性腎障害があり、循環動態が安定しない等で血液透析が不向きな場合にはCHDF(持続緩徐式血液濾過透析)等を行っています。
その他の血液浄化療法
各種病態に対して血漿交換(PE)、エンドトキシン吸着(PMX)、白血球除去療法(LCAP)、腹水胸水濾過濃縮再静注(CART)等も行っています。
成分採血関連業務
自己末梢血幹細胞移植(PBSCT)を行うため、専用の機械を使って、体外循環させた血液を遠心分離して、末梢の造血幹細胞を採取します。
臨床工学技士はこの機械の準備・操作を行います。
循環器関連業務
循環器内科医師、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士らで連携し、心臓カテーテル検査や心筋梗塞等の治療を行っています。カテーテルや冠動脈ステント等を常備しており、様々な心臓疾患の治療に対応できるようにしています。
臨床工学技士はポリグラフの監視及び操作、IVUS(血管内超音波診断装置)操作及び治療補助業務を行っています。また、緊急時に使用されることの多い、体外式ペースメーカや補助循環装置(IABP・PCPS)の操作も行っています。
ポリグラフ
心電図や血管内圧、心房・心室内圧などを計測・記録・監視して、心臓カテーテル検査や治療が安全にスムーズに行えるようにしています。
IVUS・OFDI
血管内超音波診断装置で、専用のカテーテルで心臓の血管(冠動脈)内を360度の画像として表示します。
体外式ペースメーカ
刺激伝導系の異常により徐脈になった場合、緊急な処置で、一時的なペースメーカとして用います。
IABP
足の付け根の動脈(大腿動脈)より挿入し、大動脈内にバルーンを留置して、心臓の動きに合わせてバルーンを拡張・収縮することで、心臓の機能を補助する装 置です。
PCPS
足の付け根から静脈と動脈に、それぞれチューブを挿入します。ポンプにより血液を体外に導き、人工肺で酸素化してから体内に戻すことで、心臓と肺の機能を補助する装置です。
ペースメーカ関連業務
何らかの原因で、心臓を動かすための電気刺激がうまく伝わらなくなり、徐脈となると、日常生活に必要な酸素を体中に送れなくなり、めまいや息切れを起こしてしまいます。
ペースメーカは、心臓に電気刺激を与えることで脈を調整し、平常の心拍数を保つことができます。臨床工学技士は心臓カテーテル室において、医師と一緒にペースメーカ植込み作業の一部(波高値計測、閾値計測、動作設定、植込み登録等)を行っています。また、定期的にペースメーカが正常に動作しているかの確認を外来にて行っています。
ペースメーカ
500円玉大の大きさのこれがペースメーカ本体で、これを左右どちらかの肩の下あたりの皮下に埋め込みます。ペースメーカ本体にはリードと呼ばれる導線を接続し、これが心臓の中に留置され、電気刺激を与えます。
ペースメーカプログラマ
内視鏡関連業務
内視鏡室では様々な検査・治療が行われています。臨床工学技士は検査・治療に対して用いる機器の操作及び管理を行っています。また、検査・治療中の患者さんの不安や苦痛を軽減するために、処置等の介助も行っています。
高周波手術装置・アルゴンプラズマ凝固装置
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれる治療に用いられます。また、剥離した時に生じる出血を凝固止血することができます。
ラジオ波焼灼装置
腫瘍組織内に電極針と呼ばれる針を穿刺し、ラジオ波を発生させる機器を用いて、腫瘍組織を熱凝固、壊死させます。
手術室関連業務
手術室では手術ナビゲーション、術中自己血回収、ラジオ波焼灼術、末梢血管形成術等において使用される機器の操作や、手術室内にある医療機器の保守管理を行っています。
手術ナビゲーション
O-armと呼ばれる、移動型CTにて撮像した画像を取り込み、目視だけでは判断が難しい手術をナビゲーション機器にて支援しています。ナビゲーション機器を使用することで、より早く、正確に手術を行うことが出来ます。
自己血回収装置
手術野に出血した血液を吸引し、遠心分離により濃縮・洗浄を行い、濃厚赤血球を作成して返血することができる機器です。出血した自己血を回収することで、輸血を減少させることができ、輸血による合併症を回避することができます。
ラジオ波焼灼術
麻酔器
麻酔器については月に1回は点検を行っています。また、年に1回はメーカーにより定期点検を行うように計画・実施しています。
その他の機器
その他、様々な機器の点検等を行っています。
医療機器管理業務
ME室では輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器の一部中央管理を行い、除細動器、AEDなどは分散管理を行い、定期的な保守点検を行っています。中央管理機器については貸出・返却・点検を行い、安全な医療機器を提供できるように努めています。
輸液・シリンジポンプ
薬剤を正確に投与するための機器です。専用の測定機器を用いて、流量精度等の測定を行い、正常に動作することを確認しています。
経腸栄養ポンプ
経腸栄養剤を設定した時間あたりの流量で持続的に注入するための機械です。経腸栄養に伴う誤嚥性肺炎や下痢といった合併症の予防になります。
人工呼吸器
除細動器
AED(機器写真)
低圧持続吸引器
手術後等で発生する分泌物を、持続的に弱い陰圧をかけて体外に排出吸引する機械です。専用の台車もあり機械を装着したまま、患者さん自身が歩行移動することができます。
酸素テント
ベッド上で頭部あたりをビニールでできたシートで覆い、その中に酸素供給します。テント内の酸素濃度を上げて、呼吸させることができます。
フットポンプ
足部や下腿を間欠的に圧迫することで、下肢の静脈血の還流を手助けする医療機器です。手術後など臥床を要する患者さんの静脈血栓塞栓症を予防することを目的としています。
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