外来診療
外来受付時間
初診 | 午前8:00~午前11:00 |
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再診 | 午前8:00~ |
診察時間
診察開始 | 午前8:30~午前11:00 |
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休診日
土・日曜日、祝日
年末年始
※救急の場合は上記の限りではありません。
部門
中央検査部
概要
岡山労災病院 中央検査部 理念
すべての検査は、患者様中心で 精度の高いデータを迅速に。
私たち中央検査部は、患者様の早期診断・早期治療のため、迅速に精度の高い検査データを365日24時間体制で提供しています。
臨床検査技師の国家資格に加え、専門性の高い認定資格を積極的に取得し、より高い水準を目指して技術・知識の向上に取り組んでいます。また、多職種で構成される各種チーム医療にも参加し、診療支援に貢献できるよう尽力してまいります。
品質保証施設認証
令和5年、(社)日本臨床衛生検査技師会と(社)日本臨床検査標準協議会との共同である品質保証施設認証※を取得いたしました。当中央検査部の日々の精度管理業務、精度向上にむけた取り組みによって、検査データが標準化に基づいたものであり、かつその精度が十分保証されていると評価され、品質が保証された施設と認められたものと考えています。
今後なお一層の検査データにおける精度維持、向上に努めてまいります。
※本制度は、令和4年に新制度として制定され、2年毎の更新が求められています。
取得資格一覧
- 細胞検査士
- 超音波検査士(体表臓器,循環器,消化器,健診)
- 血管診療技師
- 認定輸血検査技師
- 糖尿病療養指導士
- 認定血液検査技師
- 認定臨床微生物検査技師
- 感染制御認定微生物検査技師
- 認定一般検査技師
- 認定サイトメリー技術者 ・骨髄検査技師
- 認定救急検査技師
- 認定心電図専門士
- 二級臨床検査士(血液,循環生理,微生物)
- 心電図検定(1級,2級)
- がんゲノム医療コーディネーター
- 医療安全管理者
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
- 有機溶剤作業主任者
- 初級システムアドミニストレーター
- 緊急臨床検査士
- おかやま糖尿病サポーター
業務内容
一般検査
尿・便・髄液・関節液・体腔液(胸水・腹水・心嚢液)などの成分や細胞の有無を分析装置や顕微鏡を使って検査しています。
尿や便は苦痛を伴わず採取ができ、たくさんの情報を得ることができます。尿検査は尿の通り道(腎臓・尿路など)の病気や糖尿病、便検査は消化管出血や寄生虫などの診断に役立ちます。
生化学・免疫血清検査
血液や尿中の生化学成分(酵素、蛋白、糖質、ミネラル、代謝物質、ホルモン、腫瘍関連物質など)を測定し、病気の状態や病気の原因の究明のために必要な検査データを臨床に提供します。
検査データに関しては、全国規模で行う日本臨床検査技師会や日本医師会の精度管理、全国労災病院間で実施する精度管理、岡山県クロスチェック(中四国地区参加型施設間差是正の指標となる調査)に積極的に参加し、検査データの精度の確保に努めています。
輸血・免疫血清検査
血液型検査や輸血用血液の検査(交差適合試験)や、血液センターから送られてきた輸血用血液製剤の保管・管理などを24時間体制で行っています。
また、手術前に自分の血液を輸血用として保存する「自己血」の管理も行っています。
血液検査
血液中成分の赤血球・白血球・血小板はそれぞれ貧血・感染・出血に大きく関係しています。ここではその数を数えたり、顕微鏡でくわしく観察して異常がないか調べています。
また血のかたまり具合や、血液の生産工場である骨髄の検査もおこなっています。
細胞免疫検査
細胞は顕微鏡で形の特徴からある程度分類することができますが、当院ではフローサイトメーターという機械で細胞の表面や中にある抗原(目印)を検出することにより詳しく細胞の系統(出身地)・機能(職業)・成熟の段階(年齢)などを調べ、免疫不全や白血病・リンパ腫の診断治療につなげます。また、自己末梢血幹細胞移植(PBSCT)においては、幹細胞数のカウントを行っています。
院内で検査できる強みを生かし、迅速・柔軟に対応し、診断や治療を支援しています。
細菌検査
感染症の原因となる菌をつきとめ、どのようなお薬がよく効くか調べています。
そして、MRSAや多耐耐性緑膿菌のようなほとんどお薬が効かない菌の検出や動向にも常に注意しています。また、インフルエンザをはじめさまざまな迅速検査試薬を用いて感染症の早期診断に対応しています。
COVID-19核酸検出検査(リアルタイムRT-PCR)を院内で実施しています。
生理検査
患者様の身体を直接調べる検査を行っています。患者さまが安心して検査を受けることが出来るように、親切・丁寧な対応を心がけています。検査前には患者さまの誤認を防ぐため、お名前と生年月日を確認させていただいております。ご協力をお願いいたします。
なるべく待ち時間が少なくなるように、生理検査の中には予約制になっている検査もあります。
詳しい内容については各項目をクリックしてください。
また、当院ではじん肺や振動障害などの職業病関連の検査にも携わっています。
心電図検査
心臓から発生する電気信号を波形として記録します。
心臓が規則正しく脈を打っているかどうかわかります。心臓のリズムが乱れる「不整脈」の診断や、胸が痛くなる「心筋梗塞」や「狭心症発作」のときには、心臓内の電気的活動にも異常が生じますので心電図が役に立ちます。
ベッドにあお向けに寝ていただき、胸・手首・足首に電極をつけます。痛みもなく数分で終わります。
電極と枕シーツは患者ごとに交換し、感染対策に取り組んでいます。
(検査時間 5分)
負荷心電図検査
胸の痛みや脈の乱れなど症状がないときの心電図は、正常と区別がつかないことがあります。運動で症状が誘発されることも多く、運動前と後の心電図を比較して隠れた異常を見つける検査です。
2段の階段昇降、または自転車エルゴメーターで運動をしていただきます
(検査時間 20分)
心肺運動負荷試験(CPX)
心臓病の方が低下した体力を取り戻しもとの生活に戻るため、また心臓病の再発を予防して快適な生活を送るためには心臓病に対する運動療法(心臓リハビリテーション)がとても有効です。心臓リハビリテーションを行う場合に運動の強さを決める方法として、心肺運動負荷試験(CPX)があります。
運動しながら心臓と肺の機能を同時に調べることができる検査です。
顔に呼気中の成分を調べるためのマスク、その他に心電図や血圧計をつけて固定型自転車(エルゴメータ)をこいでもらいます。
心臓病の方でも心臓に過剰な負担をかけずに、適切な運動の強さを調べることができます。
ホルター心電図検査・血圧モニター検査
日常生活中の心電図を24時間記録し、不整脈の種類や出現頻度、狭心症の有無を調べる検査です。
胸にシール電極を貼りつけ、手のひらサイズの小さな記録器を腰につけて携帯します。装着の翌日は記録器を外すために来院していただきます。
また、血圧を24時間記録する記録器もあります。血圧計のカフを腕に巻いて、30~60分間隔で血圧を測定・記録し日内変動を調べます。
(機器装着時間 10分)
呼吸機能検査・じん肺検査
肺に出入りする空気の量(肺活量)や息の通りやすさを測定し、肺の働きに異常がないかを調べます。気管支喘息・間質性肺炎・肺気腫などの重症度や治療効果の判定や、全身麻酔手術の術前検査として行われます。
じん肺とは、小さな土ぼこりや金属の粉・鉱物などを長年にわたり大量に吸い込むことで発症する病気です。当院では、じん肺健康診断の肺機能検査も行っています。
鼻をクリップでつまみ、口にはマウスピースをくわえて、息を吸ったり勢いよく吐き出したりします。正確な評価をするためには、患者さま本人の協力が必要な検査です。
他にも、肺から体内への酸素の取り込みやすさを調べる検査(肺拡散能検査)、気管支喘息の診断や治療効果を判定する検査(呼気NO検査)、呼吸のしやすさを調べる検査(呼吸抵抗検査)等、色々な検査を実施しています。
患者ごとに機器の清掃・消毒を行うなど、感染対策に取り組んでいます。
(検査時間 15~30分)
血圧脈波測定検査
心臓から押し出された拍動が腕や足首に伝わる速さ(脈波伝導速度)を測定して、動脈硬化の程度を調べます。また、両手足の血圧から下肢血管のつまり具合を調べます。
ベッドにあお向けに寝ていただき、血圧のカフを両腕と両足首につけ同時に血圧を測定します。
(検査時間 20分)
脳波検査
脳の働きを調べる検査です。脳から出ている小さな電気信号を波形として記録します。記録された波の形や大きさ、出現パターンなどで脳の異常を見つけることができます。
頭と耳たぶにのり状のクリームで電極をはりつけ、ベッドに寝ていただきます。検査の途中で脳の反応を見るために、眼を開けたり閉じたり、目の前で光を点滅させたり、深呼吸をしていただきます。
小児の場合は、眠りに入る時に異常波が出やすいため、寝不足で来ていただき寝かけの脳波を記録します。
(検査時間 60分)
末梢神経伝導検査
手や足のしびれ、力が入りにくいなどの症状がある場合、末梢神経の伝わり方を調べます。
手根管症候群や肘部管症候群、糖尿病性神経障害などの診断に役立ちます。
手または足に電極をはりつけ、皮膚の上から目的とする神経に電気で刺激をして伝わる速さを調べます。神経に刺激をするため、個人差はありますがピクピク感・ビリビリした痛み・違和感を感じる場合があります。
(検査時間 30~60分)
術中神経モニタリング(脊髄脊椎手術)
脊椎・脊髄の手術は全身麻酔で行うため、手術中に神経障害(麻痺)が出ているかどうかを確認することが出来ません。
術中神経モニタリングは、全身麻酔後に頭皮に電極を装着し弱い電気刺激を送り手足の筋肉の動きをモニターします。
手術中に神経にダメージが加わると波形が小さくなったり出なくなったりするため、手術の操作や進行状況に合わせてモニタリングを行うことで神経機能を客観的に評価して、未然に神経障害(麻痺)を防止し安全な手術が行われるように貢献しています。
終夜睡眠ポリグラフィー検査
睡眠時無呼吸症候群とは寝ている間に何回も呼吸が止まる病気です。眠りが浅くなるため寝不足になり、強い眠気や倦怠感、集中力の低下などが引き起こされ、日々の様々な活動に影響が生じてきます。睡眠中の酸素濃度の低下や呼吸の状態を記録し、睡眠呼吸障害の有無や程度を調べます。
まずは、簡易型機器をご自宅に持ち帰って、寝る前にご自身で装着していただきます。機器の装着は非常に簡単です。翌日機器の返却のため来院していただきます。
(機器装着の説明時間 10分)
簡易型機器検査で睡眠時無呼吸が疑われましたら、さらに詳しい検査を行います。精密検査は一泊入院(夕方~翌日朝方まで)をしていただき、さまざまなセンサーを取り付けます。取り付けは検査技師が行います。
尿素呼気試験
ヘリコバクター・ピロリ菌は好んで胃の中に住みつき、毒素が胃粘膜に障害をもたらし、慢性胃炎や胃潰瘍を引き起こす原因となります。尿素呼気試験は胃の中にヘリコバクター・ピロリ菌がいるかどうかを調べる検査です。
13C-尿素を含んだお薬(錠剤)を服用していただき、服用前と後の息を集めて診断します。
検査の前は4時間以上絶食となります。胃部レントゲン(バリウム)検査は同じ日にはできません。
(検査時間 30分)
超音波検査
耳で聞くことが出来ない音(超音波)を体の表面にあてて、体内の臓器から反射してくる音を画像化したものが超音波検査(エコー検査)です。人体に無害で、痛みを伴うことはありません。
対象となる部位の皮膚面にゼリーを塗り、プローブ(超音波を発する小さな機械)をあてます。部位によっては観察しやすくなるために、深呼吸や息止め、体の向きを変えたりしていただきます。
(検査時間 30~60分)
- 心臓超音波
心臓の大きさや心筋の動き、弁膜症の有無などを調べます。 - 腹部超音波
肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓など形態や腫瘤・結石の有無などを調べます。
空腹で検査を行うため、前日21時以降は絶食にしていただきます。 - 頸動脈超音波
血管壁の厚みや血流を調べることで、全身の動脈硬化の程度を調べます。 - 下肢血管超音波
下肢動脈の狭窄や閉塞、下肢静脈血栓やリンパ浮腫の有無などを調べます。 - 表在領域超音波
バセドウ病などの甲状腺疾患の種類や程度、皮下に出来た腫瘤(おできやイボ)などの大きさや状態を調べます。 - 乳腺超音波
乳がん検診では、女性の技師が検査を行っています。
病理検査の業務内容
組織診断
内視鏡などで採取した病変部の一部や、手術で摘出された臓器から標本を作製して顕微鏡で観察し、病名、進行度、転移の有無等を診断しています。
手術前に組織診断ができなかった場合や、切除範囲を決定するために、手術中に短時間で標本を作製して診断を行うこともあります。
細胞診断
尿や喀痰など自然に排出された細胞や、病変部の細胞を吸い取ったり、擦ったりして採取した細胞をガラスに貼り付けて、顕微鏡で観察し、良・悪性の判定を行います。患者様の体への負担が比較的少ないため、繰り返し検査することが可能です。
病理解剖
不幸にしてお亡くなりになられた患者様に対して、ご家族の承諾がいただけた場合はご遺体を解剖し、死因や治療効果、進行度など病態の解明を行います。
肺内石綿(アスベスト)小体計測
高濃度の石綿を吸入した場合、肺癌や中皮腫を発症することがあります。摘出した肺の一部を用い、位相差顕微鏡という特殊な顕微鏡で、肺内にどの程度石綿小体が沈着しているかを調べます。
※近隣病院からの依頼にも応じています。当院医事課までお問い合わせください。
チーム医療への参加
糖尿病教室
中央検査部からは2名の糖尿病療養指導士が参加し、教育入院をされている患者様に糖尿病に関する検査や、血糖自己測定などについての講義をしています。
医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・歯科衛生士などの他職種と連携し糖尿病チームの一員として患者様をサポートしています。
NST(栄養サポートチーム)
中央検査部からは1名が、毎週行われるカンファレンスや患者様を訪問するラウンドに参加しています。
医師・歯科医師(外部より)・薬剤師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・歯科衛生士・MSW(医療ソーシャルワーカー)など多職種で、患者様の病態に合った食事や食形態・輸液・薬剤・栄養剤・栄養投与法などを検討すると共に、嚥下訓練・口腔ケア・嚥下内視鏡検査などの提案を行い患者様が適切な栄養が取れる様にサポートしています。
ICT(感染制御チーム)・AST(抗菌薬適正使用チーム)
院内の感染防止や対策の推進。抗菌薬の適正使用および感染症診療支援を目的としています。患者さんにより安全な医療を受けていただくために、中央検査部からも細菌検査担当技師が医師・看護師・薬剤師など多職種からなるチームの一員として活動を行っています。
ICTの活動内容として、院内で発生した感染症を迅速に把握し、原因追及、感染症の正確な情報や適切な防止対策を院内に発信します。また、地域の医療施設と連携を取り、感染対策に関するカンファレンスの開催や相互評価を行っています。
ASTでは、感染症治療を早期に終了出来るように抗菌薬の正しい用量や投与期間を提案したり、細菌培養効果を検証しその内容を主治医にフィードバックするなど感染症治療の支援を行っています。
外来診療
外来受付時間
初診 | 午前8:00~午前11:00 |
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診察開始 | 午前8:30~午前11:00 |
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土・日曜日、祝日
年末年始
※救急の場合は上記の限りではありません。