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小児科

急性感染症 (発熱時の対処法)

 小児科一般外来で最も多い主訴は「発熱」です。
 お子さまが発熱したときは以下の点に注意して観察し、受診して下さい。
 

しばらく様子を見ても大丈夫なとき

  • 水分や食事がとれている
  • それほど機嫌は悪くない
  • あやせば笑う
  • 遊ぼうとする
  • 熱があっても夜は眠れる
  • 発熱以外の重い症状がない
  • 顔色はあまり悪くない

すぐに受診した方がよいとき

  • 水分を受け付けない、おしっこが半日以上でないなどの脱水症状がある時
  • 咳、鼻水、下痢、吐き方がひどくぐったりしているとき
  • 生後3カ月未満の赤ちゃんに38℃以上の熱があるとき

受診時には、熱や症状の経過がわかるメモを持参していただくと診断の助けになります。
 

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ひきつけ・けいれんを起こしたとき

 こどもは高熱をきっかけにひきつけを起こすことがありますが、ほとんどは数分でおさまります。数分でおさまる単純な熱性けいれんは特に心配はありませんので、以下の点 に注意して観察し、受診して下さい。

 発熱を伴わないひきつけ・けいれんがあった場合には脳波検査などが必要になります。当院では小児神経専門医による診断・治療を行っております。
 

けいれんが起こったら、まずすること

  • けいれんが終わるまでは刺激をしない(無理に口を開けたり、頬をたたいたりしない)ただし、まわりに危ないものがあるときは、安全な場所に移動させましょう。
  • けいれんの様子をよく観察しましょう。(けいれんしている時間、手足の様子など)

けいれんがおさまったら、次にすること

  • 楽な姿勢にしてあげましょう。
  • 熱を計りましょう。
  • 吐きそうなときには顔を横に向け、吐いたものが口から出るようにします。
  • 水分を与えるときは、しっかり意識が戻っていることを確認してからにしましょう。

しばらく様子を見ても大丈夫なとき

  • けいれんが1回だけで、しかも5分以内に止まり、いったん目を開けて周囲の呼びかけに反応したり、泣いたりしたとき

すぐに受診した方がよいとき

  • けいれんが5分以上続いたとき
  • けいれんの後に繰り返して吐くとき
  • 半日に2回以上けいれんが起こったときけいれんが終わっても、意識がはっきりしないとき (呼んでも目を覚まさない)
  • 生後6カ月未満または5歳以上でけいれんしたとき

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嘔吐下痢

 冬になると乳幼児は嘔吐下痢症によくかかります。
これは主にロタウイルスやアデノウイルス、ノロウイルスなどによってうつる病気です。
突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色~白色)になります。
熱が出ることもあります。1週間くらいでよくなります。
 

治療の基本

  • 薬も処方しますが、家庭での食事療法が一番大切です。
  • 吐き続けるときや脱水が強いときは、点滴や入院が必要になります。

家庭での対処法

  • 吐き気が強い間は、しばらくは何も飲ませない(吐き気止め坐薬を使用した場合、30分間位)。
  • 吐き気がおちついてきたら水分を少しずつ飲ませる。

※一度にたくさん飲ませると吐くことがあります。
はじめは、一口ずつか、スプーンを使って少量ずつ回数を分けて飲ませて下さい。
ある程度飲ませても吐かなければ、自由に飲ませて下さい。
 

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