診療科・センター

呼吸器病センター

呼吸器病センターについて

働く人の呼吸器疾患は、肺がんから喘息まで全てお任せ下さい。

 じん肺および肺がん等じん肺に合併する呼吸器疾患を中心に肺気腫症等の生活習慣病まで広く対応しています。入院での診療だけでなく、呼吸器内科の午後外来として、禁煙・睡眠時無呼吸・喘息・外来化学療法・在宅酸素療法の専門外来を設置しています。

 岡山県東部のレンガやクレー作業者、西部の石材掘削・加工業者、溶接工等の方、健康管理や労災申請等でお困りの際はご相談下さい。

診療内容と治療方針

 当院開設以来、じん肺症及び合併症の診断・治療に取り組み研究を重ねてきた実績を踏まえ、じん肺症をはじめ職業性呼吸器疾患に対する診断・治療はもとより研究活動を積極的に行っています。2011年改訂の厚生労働省じん肺標準フィルムに多数の症例を提出いたしました。

診断と治療

  • 粉塵(土石、金属、建築資材など)の吸入による珪肺症・石綿肺などのじん肺症の診断と治療。
  • 間質性肺炎の診断と治療。
  • 重金属中毒による気管支喘息、肺癌、慢性間質性肺炎の診断。
  • 慢性呼吸不全の在宅酸素療法と在宅人工呼吸療法、呼吸器リハによる社会復帰促進。
  • 職業性肺癌などの原発性肺癌への化学療法の実施。
  • じん肺検診等への胸部CTの導入。

特徴

 これらの疾患は労災保険による補償の対象となることがあります。
 労災申請、健康手帳交付の手続きなど、あらゆる相談に応じます。

研究課題

  • 職業や職場環境に起因性をもつ呼吸器疾患の発生機序の解明。
  • 職業性呼吸器疾患の治療方法と健康管理方法の開発。
  • 大学、北海道中央労災病院等全国労災病院等との共同の調査、研究。