部門のご案内 - 中央検査部

概要

岡山労災病院 中央検査部 理念
すべての検査は、患者様中心で 精度の高いデーターを迅速に。

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 私たち中央検査部は、患者様の病気の早期発見、早期診断、早期治療ができるように、365日24時間体制で、迅速に精度の高い臨床検査ができるように心がけています。
 臨床検査とは、採取された血液や尿などを分析する検体検査と、心電図や超音波検査のように患者さまを直接検査する生体検査とがあります。
 技師は全員が臨床検査技師の国家資格を有しているのはもちろん、各種学会が認定している細胞検査士、超音波検査士、認定輸血検査技師、認定血液検査技師などの認定技師の資格を有する技師が多くおり、レベルの高い検査部として診療支援に貢献しています。

【精度保証施設認証】
(社)日本臨床衛生検査技師会による2012年度 精度保証施設認証制度の施設認証を取得いたしました。当中央検査部での日々の精度管理業務、精度向上にむけた取り組みが検査データにおいて、信頼性が確保されているとして認められたものと考えています。
今後なお一層の検査データにおける精度維持、向上に努めて行きたいと思います。

認定資格

・細胞検査士 ・超音波検査士 ・血管診療技師 ・認定輸血検査技師 ・糖尿病療養指導士 ・認定血液検査技師
・認定臨床微生物検査技師 ・感染制御認定微生物検査技師 ・認定一般検査技師・認定サイトメトリ―技術者
・骨髄検査技師

スタッフ紹介

医師

病理医

臨床検査技師
  • 部長 貴戸 良幸

  • 小坂 紀子
  • 横谷 幸男
  • 友森 佐規子
  • 横山 恵三
  • 中川  健 
  • 宗重 静香
  • 西川 かおり
  • 藤木 正昭
  • 馬生 良則
  • 藤井 紀代美
  • 安西 貴史
  • 楢﨑 友佳
  • 妹尾 純江
  • 湯前 優美
  • 岩佐 貴仁
  • 菅沼 和義
  • 角原 加奈  
  • 四宮 千恵
  • 磯山 侑子
  • 中井 充
  • 宮原 基平

看護師
  • 金谷 三枝

事務(受付)
  • 下山 典子

国家資格を持った私達が検査を行っています。

業務内容

一般検査
一般検査 写真

 尿・便・髄液・関節液・体腔液(胸水・腹水・心嚢液)などの成分や細胞の有無を分析装置や顕微鏡を使って検査しています。
 尿や便は苦痛を伴わず採取ができ、たくさんの情報を得ることができます。尿検査は尿の通り道(腎臓・尿路など)の病気や糖尿病、便検査は消化管出血や寄生虫などの診断に役立ちます。

生化学・免疫血清検査
生化学検査 写真 生化学検査 写真

 血液や尿中の生化学成分(酵素、蛋白、糖質、ミネラル、代謝物質、ホルモン、腫瘍関連物質など)を測定し、病気の状態や病気の原因の究明のために必要な検査データを臨床に提供します。

 検査データに関しては、全国規模で行う日本臨床検査技師会や日本医師会の精度管理、岡山県内91・広島県内7・香川県内1施設の病院・検査センターが参加する精度管理、全国35施設の労災病院間で実施する精度管理に積極的に参加し、検査データの精度の確保に努めています。

輸血・免疫血清検査
輸血・血清検査 写真 輸血・血清検査 写真

 血液型検査や輸血用血液の検査(交差適合試験)や、血液センターから送られてきた輸血用血液製剤の保管・管理などを24時間体制で行っています。
 また、手術前に自分の血液を輸血用として保存する「自己血」の管理も行っています。

血液検査
血液検査 写真

 血液中の赤血球・白血球・血小板はそれぞれ貧血・感染・出血に大きく関係しています。ここではその数を数えたり、顕微鏡でくわしく観察して異常がないか調べています。
 また血のかたまり具合や、血液の生産工場である骨髄の検査もおこなっています。

細胞免疫検査
細胞免疫検査 写真

 細胞は顕微鏡で形の特徴からある程度分類することができますが、当院ではフローサイトメーターという機械で細胞表面にある表面抗原(目印)を検出することにより詳しく細胞の系統(出身地)・機能(職業)・成熟の段階(年齢)などを調べ、免疫不全や白血病・リンパ腫の診断につなげます。また、自己末梢血幹細胞移植(PBSCT)において、幹細胞数のカウントを行っています。

 院内で検査を行っているため、迅速・柔軟に対応でき診断や治療をサポートしています。

細菌検査
細菌検査 写真 細菌検査 写真

 感染症の原因となる菌をつきとめ、どのようなお薬がよく効くか調べています。
そして、MRSAや多耐耐性緑膿菌のようなほとんどお薬が効かない菌の検出や動向にも常に注意しています。また、インフルエンザをはじめさまざまな迅速検査試薬を用いて感染症の早期診断に対応しています。

生理検査

 患者様の身体を直接調べる検査を行っています。患者様が安心して検査を受けることができるように、親切丁寧な対応を心がけています。
 また塵肺や振動障害などの職業病関連の検査にも携わっています。
 主に実施している生理検査は以下の項目で、内容については各項目をクリックしてください。

心電図 負荷心電図 ホルター心電図 
脳波 
呼吸機能 塵肺検査
神経伝導速度 大脳誘発電位
血圧脈波検査(動脈硬化)
終夜睡眠ポリグラフィー
振動障害検査
超音波検査

【心電図・負荷心電図】
不整脈、心筋梗塞、狭心症、伝達障害などの有無やその種類を調べます。負荷心電図は、2段階試験やエルゴメーター運動負荷などがあります。

【ホルター心電図】
24時間心電図を記録できる小型軽量の機器を胸部に装着し、不整脈の種類や頻度、狭心症の有無を調べます。

【呼吸機能・塵肺検査】
肺の容量や弾力の程度を調べます。肺気腫など慢性肺疾患の診断に有用です。

【脳波】
てんかん、脳機能障害などの有無を調べます。
患者様には落ち着いた状態で検査を行っていただくため、暗い部屋で寝ていただきます。
疾患特有の波形を誘発させるため、開閉眼賦活や閃光賦活、過呼吸賦活を行います。

小児の場合は、寝かけの脳波を記録しますので寝不足で来ていただきます。

【神経伝導速度】
目的とする神経に電気刺激を与え、刺激の伝導速度から抹消神経の障害の有無や程度を調べます。手根管症候群や肘部管症候群の診断、糖尿病性神経障害の評価に有用です。

【血圧脈波検査】
上肢と下肢の血圧より末梢動脈疾患の有無、脳波伝播速度より動脈硬化の程度を調べます。

【終夜睡眠ポリグラフィ―】
簡易検査ではご自宅で睡眠前に呼吸センサーなどを装着していただき、無呼吸の有無や程度を調べます。
装着は簡便で負担は軽くなっています。睡眠時無呼吸症候群の診断に有用です。

また、さらに詳しく検査をするために、一泊入院での検査も行っています。
当院呼吸器内科へご相談下さい。

【振動障害検査】
チェーンソーや振動工具などによる職業病の程度を調べます。
検査には2時間程度かかります。

【超音波検査】
心臓、腹部、頸動脈、下肢血管、表在領域(甲状腺など)の検査を行っています。
超音波検査は身体に侵襲がなく簡便で、繰り返し行える検査です。
予約制をとっており、待ち時間が短くなるように心がけています。

生理検査 写真 ● 心臓超音波
   心筋の動き、形態、弁膜症の有無などを調べます。

● 腹部超音波
    肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓など腹部臓器の異常を調べます。

● 頸動脈超音波
    血管の狭窄や閉寒を調べます。動脈硬化の指標に有用です。

● 下肢血管超音波
    下肢動脈の狭窄や、下肢静脈の血栓の有無、リンパ浮腫を調べます。

● 表在領域
    バセドウ病などの甲状腺疾患の種類や程度、皮下にできた腫瘤(おできやイボ)などの大きさや状態を調べます。

病理検査の業務内容

組織診検査
血液検査 写真

内視鏡や手術で病変部の一部を採取した生検材料や手術で摘出された臓器から標本を作成し、顕微鏡で良・悪性の判定や、病名、進行度、転移の有無などの判定をしています。
また、手術前に生検材料での組織判断が困難な場合や切除範囲の決定のために術中迅速診断も行っています。

細胞診検査
血液検査 写真

尿、胸・腹水、胆汁など液体検体や喀痰中に含まれる細胞、胸のしこりなど病変部から吸引した細胞、子宮や気管支から擦りとった細胞をガラスにつけて顕微鏡で良・悪性の判定をしています。
患者さまへの体の負担が比較的少ないため、繰り返し検査することが可能です。

病理解剖

ご家族の承諾がいただけた場合、残念にもお亡くなりになられた患者さまのご遺体を解剖し、死因や治療効果の程度、病気の進行の程度を判断します。

石綿(アスベスト)小体計測
血液検査 写真

石綿製品の製造や造船業、建築工事業などで高濃度の石綿を吸入した場合、呼吸器障害や肺癌、中皮腫を発病することがあります。
当院では、肺の中にどれくらい石綿小体が沈着しているのかを測定しています。
近隣病院からの依頼にも応じていますので、当院医事課までご連絡ください。

チーム医療への参加

糖尿病教室
糖尿病教室 写真

 中央検査部からは2名の糖尿病療養指導士が参加し、教育入院をされている患者様に糖尿病に関する検査や、血糖自己測定などについての講義をしています。
医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・歯科衛生士などの他職種と連携し糖尿病チームの一員として患者様をサポートしています。

NST(栄養サポートチーム)

 中央検査部からは1名が、毎週行われるカンファレンスや患者様を訪問するラウンドに参加しています。
患者様の病態に合った食事・輸液・栄養剤・栄養投与法等を多職種で検討し、患者様が適切な栄養が取れるようサポートしています。

ICT(Infection Control Team)

 中央検査部から細菌担当の技師1名が医師・看護師・薬剤師など多職種からなる感染対策のエキスパートチームの一員として病棟ラウンドに参加しています。
抗菌薬の適正使用や耐性菌の動向に目を光らせ院内の感染制御に取り組んでいます。